ハーブの効能とは?睡眠や虫よけになるハーブまで総まとめ!

ロハスな生活スタイルの女性が増え、ますます注目されている「ハーブ」。

 

実は化学薬品やサプリメント以上に、幅広いメリットがあることをご存じですか。

 

イヤな害虫や病原菌から守ってくれるほか、あなた自身の健康や美容、さらには気持ちを安定させてゆっくり安眠できる効果まで、生活のあらゆる場面で大活躍してくれます。

 

おだやかな効果で、天然素材だからこそ環境やカラダにもやさしい。しかも、香りや見た目もステキなものが多く、育てても楽しめます。

 

「でも、ハーブってたくさんあって何を選べばよいかむずかしいな」

 

そんなあなたに、古くから効果が知られて愛されきた代表的なハーブを、効果の種類別に紹介していきましょう。

 

あなたの生活を豊かにしてくれるハーブの魅力に、きっとはまってしまいますよ。

ハーブとは?

ハーブ(Herb)とは、 古くはラテン語で「草」を意味するHerba(ヘルバ)から生まれた言葉。

「人間の生活や暮らしに役立つ、香りのある自生植物」と定義されています。

なんといってもその特徴は、用いるのが植物の持つナチュラルな有効成分という点。

 

だから、 化学合成されたものと違って、穏やかな作用でカラダとココロバランスを整え、環境にもやさしいのが利点です。

 

ただし、ハーブのなかには副作用のあるものや効果が強すぎて有毒なものもあります。

 

とくに、 持病やアレルギーのある方や妊産婦、薬を服用している人などは、安全が確認されて自分に合ったものを選ぶように注意しましょう。

ハーブの効能について

ハーブの香りや有効成分は、植物が病原菌などの敵から自分の身をまもったり、種子の運搬をしてくれる動物たちを引き寄せたりする目的で、自然に持っているものです。

 

ハーブを利用する目的も広範にわたります。

 

視覚・嗅覚・味覚で楽しむことができるほか、アロマテラピー効果も期待できます。美容や健康によい代表的なハーブの効果は次のとおり。

「消化促進」胃腸を活性化して食欲を増進させる

例)イタリアンパセリ、コリアンダー、オレガノ、シソ、レモングラス、ローズマリー

「鎮静作用」緊張や不安を和らげて、気持ちを落ち着かせる

例)ジャーマンカモミール、ラベンダー、ディル

「免疫の活性化」 免疫機能を高め、病気につよいカラダに導く

例)チャービル、エキナセア、エルダーフラワー

「抗酸化作用」細胞の酸化を抑えるアンチエイジング作用

例)バジル、ルッコラ、ローズマリー、ローズヒップ

「抗菌効果」細菌やウイルスの繁殖を抑え、防腐効果

例)イタリアンパセリ、シソ、タイム、セージ、ラベンダー、ルッコラ

 

さらに、 1種類のハーブで複数の効用を持っていることが多く、ひとつで多数のメリットが得られます。

 

たとえば、「花をめでながら、香りに癒される」「ハーブで染色した布は防虫・防臭効果も得られる」といった具合。

 

もしかしたら、まだまだ気づいていないハーブの効能がたくさんあるかもしれませんね。

ハーブの種類別に効果を紹介!

さまざまな効果が期待できるハーブは、その種類も豊富。なかでも、古くから人々に愛されて利用されてきた代表的なハーブをご紹介します。

 

ペパーミント

気分をリフレッシュさせるほか、多くの効能をもつハーブの代表格。とくに消化不良や気管支炎の医薬品として利用されるほど、効果の高い万能薬ハーブ。

 

ただし効果が高い反面、副作用も強いので使い方に注意しましょう。

【ハーブ】ミントの効果について~種類や活用法まで紹介!

2020-06-01

ラベンダー

フローラル系の香りを漂わせる人気の植物で、「ハーブの女王」ともよばれています。

 

精神を安定させる効果があり、傷の痛みを和らげる鎮静作用や、頭痛や生理痛を和らげる鎮痛作用が期待できます。精油を入浴タイムやマッサージに利用すれば、リラックス効果は絶大です。

カモミール

鎮静、弛緩効果があり、女性の生理痛などを和らげてくれる効果があります。

 

就寝前などにティーでいただくと、気分を落ち着かせてリラックスできる女性の味方です。

レモンバーム

レモンに似た香りが魅力で、抗菌・抗ウィルス作用、リラックス効果など、多数の作用があります。

 

サラダやスパイシーな料理のアクセントとしても重宝されています。

バジル

料理に彩りを加えるだけでなく、多くの効能が知られるハーブです。

 

便秘やかゆみの症状に効果があるほか、イライラをしずめてカラダを温めるので、ゆっくり休みたい日のティーに最適。

虫よけにいいハーブとは?

ハーブが持つ「虫除け」効果は、自然界で生き抜くために、害虫の嫌う匂いを発して身を守るために備わっている力です。

 

これを利用すれば、置くだけで虫を寄せつけない癒しのグリーンや、ほんのり良い香りの天然の「虫除け」スプレーがつくれます。化学合成の殺虫剤が苦手な人におススメです。

 

ただし、虫除けハーブの効果は、あくまで「虫除け」。基本的に殺虫効果はありません。

 

また、逆に「バニラビーンズ」や「アニス(八角)」など甘い香りで虫を寄せ付けてしまうハーブもありますので、使い方にはご注意を。

 

次に代表的な「虫除け」成分を紹介します。

メントール

神経を刺激する冷感作用もあり、清涼感を得られます。

 

(効果のある虫)ハチ・アブ・蚊・ブユ・蛾・ダニ・ノミ・ゴキブリ・アリ・カメムシなど

(ハーブ例)ペパーミント

カンファー/樟脳(しょうのう)

抗神経痛、抗炎症、殺菌効果などがあります。効果が強いので妊産婦や子どもは注意。

 

(効果のある虫)アブ・ブユ・蛾・ダニ・ノミなど

(ハーブ例)ラベンダー、ローズマリー、ゲットウ

シネオール/シトロネラール

(効果のある虫)蚊・ブユ・ハエ・蛾・ノミ・ゴキブリなど

(ハーブ例)ラベンダー、ローズマリー、シトロネラグラス、バジル、ゲットウ

「チモール」タイムやオレガノなどに含まれる

(効果のある虫)ゴキブリなど

(ハーブ例)タイム

などがあります。

 

これらの成分を含むハーブのうち、おススメなものをご紹介します。

虫除け効果のあるハーブ

・「ペパーミント」

イヤな害虫のほとんどを寄せつけない、強力なメントールの作用が期待できます。精油をスプレーに加えれば、清涼感も加わって夏にぴったり。

 

・「ユーカリレモン」

蚊、ブユ、ダニに対する効果が期待できるシトロネラールを多く含んでいます。

 

・「ローズマリー」

鉢植えを窓辺に置けば虫の侵入を防げます。また、乾燥したものをタンスやクローゼットに吊るしておけば、虫食いから大切な洋服を守ってくれます。

 

・「クローブ」

姿さえも見たくないというゴキブリには、これがいちばん。お茶パックにホールのまま入れて置くと効果が持続しておススメ。ペットのいたずらにはご注意を 笑。

食べられるハーブを紹介

ハーブは、その香りと色でお料理を美味しく彩ってくれます。しかも、健康や美容にもよいうれしい効果もたっぷり。

 

ここでは、そんな「おいしいハーブ」とその効果についてご紹介します。

イタリアンパセリ(セリ科)

ビタミンやミネラル類がたっぷりで、食欲増進消化促進作用があります。

 

魚料理や肉料理だけでなく、パスタやサラダなど、広い料理に大活躍。ぜひ残さず食べましょう。

オレガノ(シソ科)

消化を助け、強壮作用があるので、なんとなく疲れが取れない、という人におススメ。

 

さわやかな香りとクセになるやさしい刺激で、肉料理やイタリアンと相性抜群です。

シソ(シソ科)

解毒作用、防腐作用、食欲促進のほか、発汗、解熱などの働きがあり、風邪のひき始めなどにも効果的。

 

日本料理にピッタリなシソ、1枚でもしっかりパワーを得られるので、つけ合わせも残さずいただきましょう。

タイム(シソ科)

パワフルな抗菌作用を持ち、痰の排出を促すほか、鼻やのどといった呼吸器系の不調に効果があります。

 

フレッシュな強い香りは、料理を引き立て、とくに魚との相性バッチリ。防腐作用もあるので、ピクルスやソーセージなどの保存食にも利用されます。

バジル(シソ科)

アンチエイジングに効果のある、抗酸化作用の高いβカロチンビタミンEを含みます。

 

消化機能の促進作用やイライラを抑える効果も期待できます。

トマトとの相性も抜群で、イタリア料理には欠かせない食材となっています。

ラベンダー(シソ科)

ストレスや緊張をときほぐすリラックス効果の高いハーブです。

 

やさしい香りがして、消炎作用、抗菌作用もあるので、スキンケアにも利用されています。

 

また月経不順や偏頭痛にも効果があり、古代ローマでは入浴や洗濯の湯水にラベンダーを入れていたとか。

ローズマリー(シソ科)

古くから「若返りのハーブ」として知られています。

 

ローズマリーティーはカラダの代謝を上げ、抗酸化作用に優れ、美肌効果も期待できます。

 

脳の働きを活性化し、「記憶力のハーブ」とも言われます。

睡眠にもハーブは効果的

ハーブのもつリラックス効果は、心地よい眠りにも効果的。寝る前に温かく香りのよいハーブティーを入れて、1日の疲れをしっかり癒しましょう。

カモミールティー

フルーティーな青リンゴのような香りで、リラックスタイムに最適なハーブティーです。

 

アピゲニンという成分が自律神経に作用して不安を和らげ、気持ちを落ちつかせてくれます。

 

生理痛や冷え性も緩和してくれるので、寝るまえの温かい1杯がカラダのなかからあなたを癒してくれますよ。

ラベンダーティー

ラベンダーの香り成分「リナロール」「酢酸リナリル」が、イライラや緊張からあなたを開放してくれます。

 

血行を促進させてリンパの流れを改善し、乱れがちな体調を整えます。殺菌効果や抗ウィルス作用があるため、風邪の季節には強い味方にも。

 

ただし、なかには刺激のつよい種類もあるので、「真正ラベンダー(コモンラベンダー)」を選ぶようにしましょう。

リンデンティー

「グッドナイトティー」ともよばれ、ほのかに甘くてやさしいフローラル系の香りが、女性に安らぎをもたらしてくれます。

 

カモミールとブレンドすると、草原にいるかのようななつかしい心地よさを感じます。

 

眉間にシワを寄せてしまった日も、お休み前の一杯で気持ちをリセットしましょう。

レモンバームティー

レモンによく似た爽やかな香りで、ハーブが苦手な人でもおいしくいただける優しいティーです。

 

レモンと名前がついていますが、酸味はなく、やさしい口当たりでお休み前にぴったり。

 

精神を落ち着かせ抗うつ作用もあるので、落ち込んだ日の1杯でカラダのなかから元気にしてくれます。

 

また、抗菌・抗ウイルス作用や、毒素を排出する効果も期待できるので、体調が優れないときにもおススメです。

パッションフラワーティー

甘い草木の香りとクセのない味で、優れた鎮静効果が期待できるハーブティーです。

寝つきの悪い日も、筋肉の緊張を和らげて、自然と深い眠りにつくことができます。仕事や子育てで疲労を感じているときに、飲んでみてはいかがでしょうか。

ハーブの殺菌効果について

わたしたちを悩ませる風邪など病気の一部は、目に見えない細菌やウイルスによって起こることが知られています。

 

そんな病気の予防や細菌によるイヤな匂いの対策に、抗菌・抗ウイルス作用のあるハーブをご紹介します。

タイム(シソ科)

ミントのようなフレッシュで清涼感のある香りで癒してくれるタイムは、殺菌・防腐作用がハーブのなかでもダントツです。

 

風邪やインフルエンザの予防にも効果が期待できるうえ、咳止や去痰の作用もあり、風邪をひいてしまった時の症状緩和にも役立ちます。

 

うがい薬の代わりに、アロマオイルで風邪のウイルス対策に、とても重宝します。

 

ただし、精油を直接粘膜にぬったり、妊娠中、高血圧、小さい子供の使用は禁忌です。

セージ(シソ科)

強い抗菌・抗ウイルス作用を持ったハーブで、セイジティーでうがいをすると風邪や感染症の予防になるうえ、歯肉炎や口内炎なども和らげます。その強い抗菌力は、水虫などのケアにも利用されています。

 

しかも、セージティーは血液循環をよくし、女性の生理不順の改善などにも効果があります。疲れたときや体調不良のときにおススメの健康ハーブです。

【ハーブ】セージの効能とは?使い方や活用法を紹介!

2020-06-03

レモングラス(イネ科)

虫除け効果でも優秀なレモングラスは、抗菌・殺菌作用にもすぐれ、風邪の予防や腹痛、下痢の緩和にも役立ちます。

 

カビも防ぐ「シトラール」の効果とリフレッシュできる香りで、足や靴の匂い対策にもおすすめです。

エキナセア(キク科)

抗菌・抗酸化作用のほか、有効成分のフラボノイド類により体内の免疫システムを活性化し、風邪対策に総合的に活躍してくれる万能ハーブです。

ハーブの効能とは?睡眠や虫よけになるハーブのポイントまとめ!

 

  • 人の暮らしを豊かにしてくれるパワーをもつハーブの効能は種類によってさまざま
  • 古くから美容や薬などいろいろな目的で利用
  • ハーブには殺虫剤をつかわず、害虫を遠ざける効果も
  • 女性にうれしい健康や美容によいハーブ
  • お休み前のハーブティーで、ココロもカラダもリラックス
  • すぐれた「抗菌作用」で風邪知らずに

いかがでしたか?

ハーブのもつ神秘的な香りや効果には、あらためて驚かされましたよね。

 

その力は、人間が科学を発達させる前から、植物たちが長い時間をかけて育んだもの。わたしたち人間は昔からそのパワーに気づき、安全を確認しながら生活のなかで利用してきました。

 

なかには、効果が強すぎたり、副作用があったりと、注意しなくてはいけないものもあります。心配な方は、専門家に相談の上、正しい使い方を守るようにしましょう。

ハーブたちの自然の恵みによって、あなたの健康や生活がますますステキなものになりますように。