30代女性こそ、味噌のメリットがいっぱい!栄養や美容効果を総まとめ

「日本人に生まれてよかった~」

 

朝の一杯のお味噌汁は、ホッとするおいしさが身に染みて、内側から元気がわきますよね。

 

味噌は、わたしたち日本人にとって伝統的で欠かせない和食調味料。

 

身近すぎてあまり気にもとめなかったかもしれませんが、実は海外でもその病気予防や美容効果が注目されているスーパーフードなんです。

 

「味噌は医者殺し」「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」

 

こんなことわざが生まれるほど、昔から知られる味噌パワー。実際、さまざまな研究データでその効果が裏づけられています。

 

日本各地の風土や趣向にあわせて進化をとげ、種類も豊富な「味噌」。今回は、おいしくて元気の出る味噌の魅力と効能を、科学的観点からご紹介します。

 

添加物だらけのサプリメントはやめて、30代女性こそ、おいしい天然効果で美しい美貌を維持しちゃいましょう!

味噌とは?

そもそもお味噌って何からつくられているのでしょうか。

 

原材料はとってもシンプル。「大豆」「麹(こうじ)」「塩」この3つだけです。

 

なかには色や味をよくしたり、麹の発酵を抑える成分を加えているものもありますが、そういった添加物は本来必要ありません。作り方もとっても簡単。

 

茹でてつぶした大豆に、麹と塩を加えて発酵させるだけ。

 

発酵に時間がかかりますが、これで添加物ゼロのおいしい「手前みそ」が完成します。

 

味噌を手作りするってハードルが高くて女子力が高そうですが、ズボラさんでも本当に簡単!ぜひ自分好みの味づくりにチャレンジしてみてください。

味噌の種類について

原材料による分類

味噌は、原材料の「麹」の種類によって、次の4つに分けられます。

米味噌

米麹をつかってつくった味噌。市場の8割を占めます。

麦味噌

麦麹をつかってつくった味噌。中国、四国、九州地方で主に生産されています。

豆味噌

豆麹を使うため原料は大豆と塩のみ。愛知県エリアで生産されています。

調合味噌

米味噌・麦味噌・豆味噌の2種類以上を調合、またはこれらの麹を複数調合して醸造したもの。まろやかな味わいになります

 

大豆など原料の種類や、大豆の加熱法(煮るか蒸すか)、麹・塩の分量、発酵途中においてかき回すかどうかなど、さまざまな条件によって種類は無限に生まれます。

 

◇塩の分量による違い

「甘口」「辛口」と味にも違いがあります。

 

これは、食塩の量と「麹歩合(こうじぶあい)」によって決まります。

麹歩合とは、大豆に対する麹の割合のことで、麹が多いほど甘口になります。

 

◇色の違い

「赤系味噌」「淡色系味噌」「白味噌」に分類されることもあります。

 

味噌は、発酵・熟成中に「メイラード反応」という化学変化の影響で、味噌は赤色っぽく変わります。

 

メイラード反応とは、アミノ酸が糖と反応して褐色に変化することです。長い時間をかけて反応が進むと、味噌の色が濃くなっていきます。

 

有名な「八丁味噌」のほか、「信州みそ」「仙台みそ」と地方の名前がついた独特の風味とコクをもつたくさんの味噌が人気です。

同じ味噌汁でも、いろいろな味にトライしてみるのも楽しいですね。

味噌の栄養を紹介!

「高血圧だから、塩分の高い味噌は控えている」そんなもったいないこと言ってるあなた!

 

じつは、味噌は血圧を上げるどころか、下げる能力もあるってご存じでしたか?

 

常識では信じられないこんな現象が、実験データでも証明されているんです。

 

豊富な栄養成分に加え、糖尿病や高血圧、さらにはがん予防まで、独特の栄養成分がたっぷり!そんな驚くべき味噌のヒミツを、一挙紹介します。

 

◇三大栄養素

味噌の種類によって数値は変わりますが、白みそを例にとって成分表を見ると次のようになっています。

(お味噌汁一杯分=大さじ1杯あたり)

 

タンパク質1.75g(生命維持に必要な「必須アミノ酸」8種類すべて含まれます)

脂質 0.54g 炭水化物 6.82g 食塩 1.1g

 

「畑の肉」といわれる大豆を主原料としていることから、生命維持に必要な「必須アミノ酸」8種類すべて含まれ、たんぱく質がとっても豊富。それでいてカロリーや脂質は低く、ダイエットや美容にも効果的な食べ物といえます。

 

さらに、麹の栄養分と発酵による成分が加わり、体内への栄養吸収もしやすいといわれています。

 

注目の成分は次のようなものがあります。

大豆レシチン

記憶や学習効果を高め、アルツハイマー病や動脈硬化などを予防します。

 

脂質の代謝にもつながっていて、肝臓を保護するといった働きもあります。皮膚を保護し、美肌にも欠かせない成分です。

植物性ステロール

老化や生活習慣病を防ぐファイトケミカルで、「第7の栄養素」といわれています。

 

コレステロールの吸収を抑えて血中の悪玉コレステロールを下げる効果で、健康志向の方から注目されています。

サポニン

肥満を予防する効果が研究でも証明されています。腸で吸収した糖分が脂肪と合体するのを抑え、脂肪の蓄積を防ぎます。

 

食物繊維

腸内環境を改善したり、便秘解消に役立つことから、ダイエット美肌づくりにうれしい成分です。

 

最近では、糖尿病やがんの予防効果、さらに悪玉コレステロール減少や高血圧の予防にも効果あることがわかってきました。

ビタミンE

強力な抗酸化作用(サビ取り効果)があることから、「若返りビタミン」とも呼ばれています。女性の美肌づくりや健康維持をサポートします。

 

葉酸

水溶性のビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに造血のビタミンとよばれています。

 

赤血球の生成に関わり、動脈硬化を予防します。とくに胎児の生育に重要なことから、妊活・妊娠中の女性に積極的に摂取してほしい栄養成分です。

リノール酸

肌の保湿、抗炎症作用、老化防止作用など、スキンケアに効果のある「必須脂肪酸」の1つです。

 

血圧・血糖値・コレステロール値を下げ、老化防止にも効果があるとされています。

 

ダイエットや美肌づくり、生活習慣病の予防をサポートをしてくれる栄養がたっぷりなんですね。

 

では次に、実際に健康効果が期待できるのか、研究結果とともに解説していきましょう。

味噌の健康効果について

先にもご紹介したとおり、味噌は「医者いらず」と呼ばれるほど優秀な健康食品です。

 

近年のデータとともに、その効能をご紹介します。

生活習慣病の予防

リノール酸、大豆レシチンなどの作用で、味噌には

  1. 悪玉コレステロール値の低下
  2. 血圧低下
  3. 血糖値を低下させる作用

などがあることがわかっています。

 

これにより、動脈硬化・脳梗塞、心筋梗塞、血栓症などの循環器系疾患、糖尿病の予防が期待できます。

 

実際、みそ汁など大豆食品を多く摂取する日本人には、欧米人に比べ心臓病が少ないことが知られています。さらに、八丁味噌で有名な愛知県は、全国でも糖尿病の罹患率が最も低いそうです。とても興味深い話ですね。

がん予防

イソフラボンやトリプシンインヒビターの働きにより、肝臓がん、胃がん、乳がんの予防に効果があります。

 

実際のデータでも次のようなことがわかっています。

  1. 1日3杯以上のみそ汁で乳がんの発生率が40%減少する
  2. 喫煙者が毎日みそ汁を飲むと死亡率は低下する
  3. みそ汁を飲む頻度が高い人ほど胃がんによる死亡率が低い

 

そして、味噌の塩分が胃がんを高める証拠がないことも報告されています。

 

糖尿病罹患率の低い愛知県は、ガン罹患率の低さでもなんと全国2位の優秀さ。こちらも八丁味噌の効果を無視できない結果です。

アンチエイジング

ビタミンEやイソフラボンの抗酸化作用により、細胞を若々しく保ちます。

 

味噌に含まれるサポニンや味噌の褐色の色素には、酸化を抑える働きがあることを期待されています。

 

そのほか整腸作用、アミノ酸作用により消化促進、リノール酸は美肌効果、高血圧や糖尿病などの予防にもつながります。

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ダイエット・美肌効果

食物繊維による便秘解消、ダイエット効果が期待できます。コリンは肝機能を高め、肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぎます。

 

リノール酸には、スキンケア効果のほかにも、メラニン生成を抑える効果があるので、しみ・そばかすの予防にも期待できます。

 

こんなにメリットが多い味噌は、日本が生んだスーパーフードといえますね。

 

ところで、味噌といえば「高い塩分」が気になりませんか?

 

常識で考えると塩分摂取量が増えると、高血圧になりそうですよね。でも、味噌汁を1日2杯以上飲む人は、なんと高血圧になる人が1/5に減るという結果が出ています。

 

もちろん、お医者さまから止められているという方は別ですが、がん予防などこれだけ効果があるのに、「塩分が気になるから味噌汁をのまない」なんていうのはもったいないですね。

味噌はそのまま食べることができる?

結論からいうと、味噌はそのまま食べることができます。

 

生味噌は加熱処理せず生でも食べられます。麹菌の糖化作用により、ほんのり甘く上品なコクと旨味が特徴なので、生で食べるもおススメです。

 

ただ、添加物の入っている市販の味噌は要注意。発酵を抑える酒精(アルコール)や、変色防止や化学調味料を添加したものもあります。

 

本来、味噌にはこうした添加物は余計なもの。無添加の味噌で、本来のおいしさを味わいたいものです。

味噌は腐らないって本当?

はい、腐りません。

 

だから、生のままでもおいしく食べることができます。

 

そもそも味噌は伝統的な保存食。高い塩分のため雑菌や寄生虫は繁殖することができません。腐敗しないで熟成が進んでいきます。

 

ただし、夏場に気温の高い場所で保管することはおすすめできません。表面にカビが生えてしまって風味が損なわれるので、冷蔵庫で保管するのが無難です。

 

また、味噌と他の素材を合わせたり混ぜたりすると、塩分濃度は低下するため、お料理の腐敗まで防ぐことはできません。できたお料理は早めにいただくようにしましょう。

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味噌の健康効果とは?栄養や食べ方までのポイントまとめ!

  • 味噌とは、大豆、麹、塩から作られたもの。
  • 米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4つにわけられる。
  • 大豆レシチンをはじめ、食物繊維、ビタミンEその他豊富な栄養素。
  • 生活習慣病・がん予防、アンチエイジング、ダイエット、美肌効果など。
  • 生味噌はそのまま食べられる。アルコールなど添加物含む味噌は注意。

いかがでしたか?

 

毎日食べている味噌汁に、こんな秘密とパワーがあったなんて、驚きですよね。

 

すでに「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。たった3つの原材料から生み出される味噌の神秘的な恵み、それこそ日本に伝わる素晴らしい遺産のひとつです。

 

料理の基本の「さしすせそ」(さ=砂糖、し=塩、す=酢、せ=醤油、そ=味噌)、その最後の「そ」である味噌は、万能調味料としても幅広いお料理に使えます。パンにぬったり、洋食でも自然になじむ味噌の可能性は無限大。

 

ぜひ、和食のみならず、いろんなお料理につかってみてください。

 

家族の健康と美のために、毎朝のキッチンを味噌汁のやさしい香りで包みませんか。